【テックキャンプ体験談】30代未経験からプログラミングスクールでITエンジニアを目指す

 


はじめに

こんにちは、デコです。

私自身、30代未経験からIT業界に飛び込み、現在はエンジニアとして働いています。

本記事では、私が受講したプログラミングスクール「テックキャンプ」について、

学習内容やサポート体制、転職活動の経験を詳しく紹介します。


テックキャンプを選んだ理由

エンジニア転職を目指すにあたり、どのプログラミングスクールに通うべきか悩みました。

学べる言語も違うからホンマ悩みました。

自分のためとはいえ、決して安くない買い物ですし、慎重にもなりますよね…。

最終的にテックキャンプを選んだ理由は以下の2点です。

  • 専門実践教育訓練給付金がある
  • 39歳まで転職支援が受けられる

この給付金制度を利用すれば、条件を満たすことで受講料の最大70%が支給されます。

30代での転職はすごくハードルが高く感じるなか、転職サポートがあることで、安心して挑戦できるなという思いもありました。

他のスクールでは転職支援が29歳までのところも多い中、テックキャンプは39歳まで対象だったのも大きな決め手でした。

 

専門実践教育訓練給付金とは?

「専門実践教育訓練給付金」は、厚生労働省が実施している制度で、指定されたスクールなどの講座を受講・修了し、一定の条件を満たすと、支払った受講料の最大70%が支給されるという支援制度です。


支給額と返還率

支給される金額は、以下のように分かれています。

タイミング支給率支給内容
受講修了後50%支払った学費の50%が戻ってくる
就職・転職後(1年以内)20%追加正社員等として就職すると、さらに20%が支給される
合計最大70%最大で受講料の70%が支給される

※受講開始時期によって支給率は変更される場合があります。必ず最新の情報を【ハローワーク】や【厚生労働省】のサイトで確認してください。

実際にかかった金額と支給額の例(デコの場合)

私は「短期集中スタイル(657,800円)」を受講しました。
この金額を一括で支払い、専門実践教育訓練給付金を申請したところ、以下のように支給されました。

  • 受講修了後(50%支給)
    → 約328,900円が戻ってきました。

  • 就職・転職後(20%追加支給)
    → 約131,560円が追加で支給されました。


➡結果として、最終的な自己負担額は…


➡ 約197,340円(税込)

でした。

そんな大金を一括で払えるかーーー!

ってなりますよね。

私もそうでした。

長期スタイルの半年ならまだしも短期スタイルの1か月半でそんな大金一括で払い終わりません。

払えたら富裕層です。多分。知らんけど…。

でもちょっとした裏ワザを使いました。

私はまずクレジットカードで授業料を一括支払い。

そしてその後、クレジットカード会社で支払いを分割に変更しました。

これで卒業までに支払いを完了させることができ、無事に専門実践教育訓練給付金の申請もできたんです。

 

受給の条件は?

この給付金を受け取るには、以下のような条件があります。

  • 対象の教育訓練講座であること(例:テックキャンプなど)

  • 雇用保険の被保険者として 通算2年以上の就労歴がある(初回受給は1年でもOK)

  • 学費をすべて自己負担で支払い済みであること

  • 講座の修了報告を提出し、ハローワークの認定を受けること

  • 追加20%をもらうには、1年以内に正社員等として就職が必要


注意点:学費の支払いタイミングに要注意!

これは私自身の実体験でもありますが…

短期集中型のコースを受講した場合、1か月半という短期間で全額支払いを終える必要がありました。

学費は分割ではなく「全額支払ったあと」にしか給付対象にならないので、
もし分割払いなどを考えていた場合は注意が必要です。

しかも、受講期間中に支払いを完了していなければ、給付の申請すらできない可能性もあります。


学習スタイルと料金

テックキャンプでは、受講生のライフスタイルや学習目的に応じて、以下の2つの学習スタイルを提供しています。

項目短期集中スタイル夜間・休日スタイル
期間約10週間約6ヶ月(24週間)
学習時間週に約55時間週に約23時間
学習時間帯平日 10:00~19:00(フルタイム)平日夜間+土日
対象者転職を最優先に考えている方向け働きながら・学業と両立したい方向け
特徴短期間で集中的にスキル習得自分のペースで着実にスキルを身につける
料金(通常)約657,800円(税込)約877,800円(税込)
給付金適用後約197,340円(税込※給付率70%の場合

約263,340円(税込)※給付率70%の場合

※「専門実践教育訓練給付金」の給付率は、申請時期や条件により異なる場合があります。最新情報はハローワークまたは公式サイトをご確認ください。

体験期間&返金制度

テックキャンプには体験期間のようなものがあり、満足できなければ全額返金も可能です。
これも安心してスタートできた要因のひとつでした。


学習カリキュラム・言語

テックキャンプのカリキュラムは、未経験からでも実践的なスキルを身につけられるよう設計されています。主な学習内容は以下の通りです。​

1. プログラミング基礎

  • 学習内容:​HTML、CSS、JavaScript、jQuery、Ruby、Ruby on Railsなど、Web開発に必要な基本的なプログラミング言語やフレームワークを学習します。

2. アプリケーション開発

  • 学習内容:​Git/GitHubを使用したバージョン管理、SQLによるデータベース操作、非同期通信、デプロイなど、実際の開発現場で求められるスキルを習得します。

3. ポートフォリオ開発

  • 学習内容:​受講生はフリマアプリという実際のアプリを作成します。このアプリは、部分的に完成しており、受講生は未完成の部分を完成させることが求められます。このフェーズでは、完成させることが主な目標であり、完成したアプリは転職活動時のポートフォリオとして利用することができます。

これらのカリキュラムを通じて、テックキャンプでは実践的なスキルと知識を体系的に学ぶことができます。

私が実際に学んだ内容は以下の通りです。

  • プログラミング基礎
    HTML / CSS / JavaScript / Ruby / Ruby on Rails
  • アプリケーション開発
    Git / GitHub / SQL / 非同期通信 / デプロイ
  • ポートフォリオ制作
    オリジナルWebサービスの作成

学習期間は**約1.5ヶ月(約300時間)**でした。

チーム学習の魅力

テックキャンプの学習はチーム制で行われ、一人で孤独に学習するわけではありません。

  • 同じカリキュラムを同時進行で学ぶ仲間がいる
  • 毎日Zoomで顔合わせがあり、進捗報告や質問ができる
  • 仲間との交流がモチベーション維持に繋がる

正直この「チーム学習」のおかげで、最後まで学習を続けることができたと思っています。

ちなみに私のときは5人スタートで、最終的に4人チームになりました。


多いときは10人くらいになることもあるそうです。


メンター制度・サポート体制について

テックキャンプにはメンターに質問できる仕組みが用意されています。

  • 初期はほぼ答えを教えてもらえる
  • 後半になると「ヒント中心」のサポートになり、考える力が鍛えられる
  • 実践的な問題解決能力が自然と身につく

このメンター制度があったことで、挫折せずに進めることができました。

 


まとめ

テックキャンプは、学習カリキュラムの内容だけでなく、
チーム制・メンター制度・転職支援といったサポート面でも非常に充実していました。

特に「仲間と支え合いながら学べたこと」が、
30代未経験の私にとって最大の支えになりました。

エンジニア転職を考えているなら、まずは一歩踏み出してみることから。
誰かと一緒に学べる環境は、本当に大きな力になります。